よく使うコマンドにエイリアス（別名の意）をつけておくと、コマンド入力時間の短縮につながります。
以下はMacユーザーに向けたエイリアス利用方法についての簡潔な解説です。
エイリアス設定方法
ターミナル（ 厳密には zsh や bash というシェル ）の起動時に読み込まれる設定ファイルである ~/.zshrc や ~/.bashrc というファイルにエイリアスの定義を記述することで設定できます。
以下、シェルに zsh を用いている場合の説明です。
（ bash を用いている方は、適宜 ~/.zshrc を ~/.bashrc に読み替えて下さい ）
~/.zshrc の編集方法は、ターミナル上で vim を用いて編集することもできますが、vim の使い方に慣れていない方は、vscode 等のテキストエディタで編集しても良いと思います。
vscode の場合、下記コマンドをターミナルで実行する事で設定ファイルを編集できます。
code ~/.zshrc
場合によっては ~/.zshrc が存在しない事もあるので、その場合は touch ~/.zshrc コマンドを実行してファイルを生成してから上記コマンドを実行して下さい。
~/.zshrc をエディタで開いたら、任意の箇所にエイリアスの定義を記述し保存します。
以下は私が設定している alias の定義。
# ~/.zshrc の記述例
#---------- aliases ----------#
# Git
alias ga="git add"
alias gc="git commit"
alias gcm="git commit -m"
alias gs="git status"
alias gb="git branch"
alias gco="git checkout"
alias gd="git diff"
alias gdc="git diff --cached"
alias gl="git log"
alias gp="git push"
# npm
alias ni="npm install"
alias nv="npm view"
# other aliases
alias ll="ls -l"
alias la="ls -la"
alias lg="ls -l | grep"
反映方法
~/.zshrc は zsh の起動時に読み込まれますので、ターミナルを立ち上げ直す事で編集内容を反映する事ができます。もしくは、立ち上げ直さずに下記コマンドで設定ファイルを読み込むことでも反映できます。
source ~/.zshrc
利用方法
上記のエイリアス設定をした場合、例えば git add hoge.js というコマンドは、 ga hoge.js と打てば同じコマンドが実行されます。
（エイリアスに続けて引数やオプションを指定できる）
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