概要
Linuxコマンドでよく使うものを備忘録として載せておきます。
何もない場合は例、$をbash入力、#はコメント及び出力と読み取ってください。
ディレクトリ・パス関連
ルートディレクトリ:ディレクトリの頂点に立ってる場所。「/」で示す。
ホームディレクトリ:ユーザのホームディレクトリ。基本的に「/home/[ユーザ名]」となる。「~/」で示すことも可能。
カレントディレクトリ:今いる場所のディレクトリ。「./」で示す。カレントディレクトリの1つ上の階層に移動したい場合は「../」で示す。
絶対パス:ルートディレクトリを基準にディレクトリを指定
bash
# /home/taro/Desktop
相対パス:今いる場所を基準にディレクトリを指定(例は/home/taroにいてDesktopを指す場合)
bash
# ./Desktop
# Desktop
# こんなことも可能
# ../home/taro/Desktop
ディレクトリ移動
使い方:cd [ディレクトリ]
cdのみだとルートディレクトリに連れて行かれる。
bash
$ cd /home/taro/Desktop
$ cd ./Desktop
カレントディレクトリを確認
bash
$ pwd
# /home/taro/Desktop
カレントディレクトリにあるファイルを確認
使い方:ls [オプション]
オプションなしだと概要のみ、lオプションで詳細情報(権限・所有者・所有グループ・サイズ等)が得られる。
権限の項目は10桁あり、それぞれ以下の意味を持つ。
1列目 :ディレクトリ(d)かファイル(-)か
2〜4列目:管理者権限(r:読み込み、w:書き込み、x:実行)
5〜7列目:グループ権限(r:読み込み、w:書き込み、x:実行)
8〜10列目:その他権限(r:読み込み、w:書き込み、x:実行)
bash
$ ls
# test
$ ls -l
# drwxr-xr-x 46 taro staff 1472 2 6 2021 test
管理者権限で実行
使い方:sudo [コマンド]
bash
$ sudo cd Desktop
権限付与
使い方:chmod [オプション]
オプションには各権限を3桁の数字(それぞれ管理者・グループ・その他)で与える。
2進数表記(各権限r, w, xの順)となっているため、4で読み込み、6で読み込みと書き込み...と言った形で権限が付与される
(読み込み=4, 書き込み=2, 実行=1として足し算すると覚えたら良い)。
全ての権限に読み込み権を与えたい場合は+r、外したい場合は-rを用いる。
bash
# 全ての権限に実行権付与
$ chmod +x test.sh
# 全ての権限から読み込み権削除
$ chmod -r test.sh
# 管理者は読み書き、グループは書き実行、その他は書き込み権を付与
$ chmod 632 test.sh
所有者変更
使い方:chown [変更したいユーザ名] [ファイル or ディレクトリ名]
bash
$ chown root test.sh
所有グループ変更
使い方:chgrp [変更したいグループ名] [ファイル or ディレクトリ名]
$ chgrp users test.sh
まとめ
とりあえず絶対に覚えておいた方が良いのはこの辺りな気がします。
なんか他にもありそうなので、思い出したら追記します。
↧