問題点
WindowsPowerShellでUbuntu20.04からcodeコマンドでVSCodeを立ち上げていたものの、ある日突然Command 'code' not foundとのエラーメッセージが出て、VSCodeを開けなくなった。
考えられる原因
前日にNode.jsのnpmのパスをWindowsに通していたので、その関係でUbuntu側のパスが変更された?
対処法
Ubuntuのユーザディレクトリに移動
$cd ~
ユーザディレクトリ内にある、「.bashrc」ファイルを編集
$ vim .bashrc
bashの編集モード(挿入モード)に入る
$ i
最後の行に以下の文を追加し、Windows側のVSCodeのパスを設定する
export PATH=$PATH:'/mnt/c/Users/ユーザー名/AppData/Local/Programs/Microsoft VS Code/bin'
編集モード終了
Escボタンを押す
保存してbashを終了
:wq
編集内容の反映
$ source .bash_profile
$ source.bashrc
WindowsPowerShellの再起動
アプリを閉じて再度起動するだけ
注意点
私は以下の手順が抜けていたため、しばらく解決できずにいました。
編集内容の反映をしていない
これが抜けていたためか、bashの終了後再度bashrcのコマンドを打つと、「編集中のデータがあります」といった内容のエラーがでてきました。
ターミナルを再起動していない
ただの凡ミスですが、私はWindowsPowerShellを開きなおさずにいたため、bash編集後もcodeコマンドが機能せず、混乱していました。
総論
プログラミングやターミナル、環境設定自体初心者で、完全に初歩的な内容ですが、自分への備忘録として、また同じような課題に直面している初心者の方が簡単に手順を踏めるようにと、今回の記事を残すことにしました。
今回の経験から、環境設定に関しては特に、自分でエラー原因などを調べてその対処法を探る自己解決力が求められると感じました。作業の内容や環境自体は人によってそれぞれで、他の人に聞いても一概には解決策が出せない場合もあるからです。今回調べながらも自力で解決できたことで、少しだけでもプログラミングに求められる自走力が身に付けられたかなと思いました。
参考、引用
「Snow System」さん記事
https://snowsystem.net/other/windows/vscode-wsl-run-error/
Qiita記事 「bashの編集」
https://qiita.com/savaniased/items/d9d37d3b958c1f54237e
今回解決するにあたって、上記の記事を参考にさせていただきました。コマンド部分など、内容がかぶる部分も多いと思いますが、私が使用していたのがWindowsPowerShellで同じ状況の記事が見つからなかったことと、ほとんどターミナルを使ったことがない人にも手順が追いやすくなればと思い、すべての手順を一つにまとめて記事にさせていただきました。著作権上問題がある場合は、記事を削除させていただきます。
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