免責事項
当記事は以下の環境にて検証済みであり、端末やOSのバージョン(ChromeOS, Linux)によっては必ずしも成功するとは限りません。また、記事の内容を実行したことによって生じた損害については一切の責任は負いませんのでご了承ください。
あと、画像多めなので少し重いかもです。
Lenovo Chromebook S330
CPU: 4xMediaTek MT8173C@2.10GHz(aarch64)
RAM: LPDDR3 4GB
OS: ChromeOS 81.0.4044.141(2020/5/16(Sat)時点最新版)
Chrostiniナニソレオイシイノ
美味しいです。とっても。食べられません。でも、すっごい良い機能です。ChromebookでLinuxが使えるんですよ?裏蓋開けたりブートローダーいじったりしなくても。それに、仮想環境の中で動くからもしやらかしても最悪再インストールしなおせばいいだけだし、ChromeOS側の環境に与える影響もすごく小さい。
この記事では、「Chrostini使いたいけどどうすればいいかよくわからない...。」というような迷える子羊たちのために書かれた記事ですので、玄人諸君にはあまり合わないかもしれません。超絶丁寧に説明するので最後まで読んでいってね。あぁ、読み方は「くろすてぃーに」だと思います。
目標
↓こんな感じになります。かっこいいでしょ。↓(ユーザー名が違うのは開発用じゃなくて僕が普段使ってる環境で撮ったスクショだからだよ)
今回は、とりあえず日本語化をしてGUIソフトで日本語入力できるようにするところまでやります。
Linux ON!
さぁ、Linuxを使えるようにしましょう。最新版のChromeOSなら特別なことは不要ですが、少しいじります(どっちなんだよ)
デフォルトでは、Linuxよインストールしたときのユーザー名はChromeOSで使われているGoogleIDになります。
Konohage@example.com だったらユーザー名は Konohage
Horiemon@example.com だったらユーザー名は Horiemon
こんな感じ。嫌だね。どうしましょうか。
Chromeでこのページを開いて、一番上の'Allow picking your Chrostini username'をDefaultからEnabledにしてください。すると、下の方に'Restart'が出てくるので、これを押して再起動してください。
これで、Chrostiniのユーザー名を設定できるようになりました。
じゃあ、インストールしましょう。
設定を開いて。。。「Linux(ベータ版)」を押して。。。
Linuxをオンにする!!!
と、こんな感じの画面が出てきます。ユーザー名を選択しましょう。ここでタイプミスとか変な名前にすると、99%変更不可能なので、気をつけましょう。僕は一回やりました。
で、インストール!!!します。
結構時間かかるので首をろくろっ首のようにして待ちましょう。まあ、5分くらいですかね。
待ってる間の暇つぶしには、僕はゲームをやるかな...?Krunkerはブラウザでできて、楽しいゾ。FPS楽しい!(゚∀゚)アヒャ
インストールが終わると、こうなります。
Linuxのプロンプトですね。おめでとうございます!Linuxが動きました!
更新タイム
さあ、Linuxが動きました。嬉しい!!!けど、ソフトを更新しないとダメです!やっていきましょう。
$ sudo apt update -y&&sudo apt upgrade -y
このコマンドをCtrl+CでコピーしてCtrl+Shift+V1で貼り付けて、Enter!!
わーーーーーーっていろいろ出てくるけど、基本待つだけ。待ちませう。で、上のスクショのようにプロンプトが帰ってきたら2OK。更新は終了。
待ってる間にコマンドの解説。
$ sudo apt update -y&&sudo apt upgrade -y
1. sudo: 管理者権限でコマンドを実行するためのコマンド。システムに変更を与えるコマンドは基本的にはこれが必要。「すどー」「すど」「すどぅ」が読み方かな。人によって違ったりするよ。
2. apt: パッケージ(ソフトウェア)を管理するコマンド。「あぷと」であってるはず。~~どこかの塾と同じです~~
3. apt update: パッケージのリストを更新するコマンド。
4. apt upgrade: インストールされているパッケージをすべて更新するコマンド。
5. -y: aptコマンドにつけているオプション。これをつけなかったら、インストール時に色々聞かれてはいいいえで答えないといけなくなって面倒だからつけてる。
6. &&: 2つのコマンドを同時に実行できるやつ。
更新は終わりましたか?じゃあ次に移りましょう。
パスワードを設定しとこう
デフォルトではユーザーにはパスワードが設定されていません。すると、次回のところで困るので設定しておきましょう。
$ sudo passwd $USERNAME
必ずsudoをつけてください。つけないと不可能です。(現在のパスワードを求められるが設定されていないため)
日本語化
英語でいいんだというツワモノはここはやる必要ありません。()
まずはこれを実行して言語を変更しましょう。
$ sudo dpkg-reconfigure locale
すると、こんな感じになります。
矢印キーで下へ行って、'en_US.UTF-8'を探して、見つけたらスペースキーを押して'*'を消しましょう。
そして、'ja_JP.UTF-8'を探して、スペースキーで'*'をつけてください。
そうしたら、enterキーを押して
'ja_JP.UTF-8'のところでもう一回enter
こんな感じになったらOK。プロンプトで$ clear
を実行して画面をお掃除しましょう。
次に、日本語入力をできるようにしましょう。
$ sudo apt install fcitx fcitx-mozc nano -y
$ apt install
はパッケージをインストールするためのコマンドです。sudoをつけてください。結構時間がかかるので肘で顎を触れるか試して待ちましょう。nanoはテキストエディタです。このあと使うので一緒に入れてください。
わーーーーーーって出てきて、プロンプトが帰ってきたらOK。終わり。
で、設定をいじります。
$ sudo nano /etc/systemd/user/cros-garcon.service.d/cros-garcon-override.conf
で、開いたファイルの一番下に矢印キーで移動して、下の四行を追加してください。
Environment="GTK_IM_MODULE=fcitx"Environment="QT_IM_MODULE=fcitx"Environment="XMODIFIERS=@im=fcitx"Environment="GDK_BACKEND=x11"
できたら、Ctrl+Sで保存してCtrl+Xで終了です。
次に、設定ファイルをホームディレクトリに追加します。これがないと日本語入力のやつが自動起動しません。
$ nano ~/.sommelierrc
で、開いたファイルに
/usr/bin/fcitx-autostart
を追加してください。というか中身はもともと空です。で、保存からの終了。
そうしたら、Linuxコンテナを再起動してください。
ターミナルのアイコンを右クリックして「Linux(ベータ版)を終了」をクリック。しばらく待ってからもう一度ターミナルを開けばOKです。
で、仕上げです。
$ fcitx-configtool
でfcitxの設定を開いてください。
そうしたら、キーボードを自分のものにあわせて下の+ボタンや-ボタンで編集してください。キーボードが一番上に、その下にMozcがあればOK。
で、アドオンのタブを開いて、「Advanced」(拡張)にチェックを入れて、検索欄に「xim」と入れてください。
一つだけ検索結果に出てくるのでクリック。
「XIMでOn the spotスタイルを使う」にチェックマークを入れてください。そして、閉じてOKです。(スクショになにか写り込んでるのは気にしないで)
中の人から
とりあえず、日本語化はこれで終了です。次回はかっこよく、より使いやすくしていきます。
別にかっこよくなくてもいいやと言う人はここで終わっても大丈夫です。でも、次も読んでくれると嬉しいなぁ(迫真)
近いうちにPart2出しますのでお待ちください。
また、タイプミスとかなにかあったらコメントくださいー。わからないこととかも答えられる限り答えます。お気軽にどうぞー。
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