Quantcast
Channel: Bashタグが付けられた新着記事 - Qiita
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2885

WSL (Windows Subsystem for Linux)或いはMSYS2からWindowsのgvimを立ち上げる

$
0
0

Windows上でのLinux環境であるWSLからgvimを立ち上げる方法をメモとして残しておく。WSLからWindowsのアプリケーションを起動できるので、以下のようなWindowsのgvimを起動するbashのfunctionを作って登録しておくだけ。当然Windows版のgvimを事前にインストールしておく必要がある。

/home/$USER/.bash_aliases
#alias gvim='/mnt/c/Program\ Files\ \(x86\)/Vim/vim82/gvim.exe'#alias gview='/mnt/c/Program\ Files\ \(x86\)/Vim/vim82/gvim.exe -R'function gvim  (){ /mnt/c/Program\ Files\ \(x86\)/Vim/vim82/gvim.exe    $@& }function gview (){ /mnt/c/Program\ Files\ \(x86\)/Vim/vim82/gvim.exe -R$@& }

bashのaliasだと引数を持てないのでaliasではなくfunctionで定義する。スペースや()は\でエスケープする。この.bash_aliasesをホームディレクトリ(/home/$USER)の下に置いて.bashrcから読むようにしておく。

/home/$USER/.bashrc
if[-f ~/.bash_aliases ];then. ~/.bash_aliases
fi

.bash_aliasesを作らなくても.bashrcに直接書いてもどちらでも良い。
こうしておいて再度bashを起動かsource .bashrcを実行すると通常のLinuxのコマンドと同様にgvim <file name>gview <file name>でgvimが立ち上がりテキストファイルを編集・閲覧ができるようになる。使用感もLinuxのGUIの環境とほぼ同じ。

尚、WindowsにVcXsrvとかのX serverをインストールしてWSLにLinuxのgvimをインストールすればLinuxのgvimも起動できるが、重いのであまり実用的ではない。WSL2であれば何も特別な事せずLinuxのGUIプログラムも軽く動くようになるのかな。私はまだ使っていないので分かりません。

また、上記の方法はWSLがないWindows7等にMSYS2とかでbashの環境を作った場合にも同様に使える。

ちょっと調べてみたが、あまりこのやり方やっている人がいないのか、WSLからgvimを立ち上げるを記事を見つけられなかった。記事として残す程の事ではないと言う事なのだろうか。。。しかし、簡単かつ有用な方法だと思ので記事として残しておいた。gvimに限らず他のエディタやWindowsのGUIアプリケーション何にでも応用できる。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2885

Trending Articles